モルヒネ

前にかがめず後ろにも反れない、直立の姿勢でしゃがむのがやっとのこと。
立ち上がるにも手を使わないとダメ、脚だけでは力が入らない。
このままでは動けなくなる!と思い、痛みをこらえひたすら動かしてみた。
そのうち、前後に動かせるようになり、自力で立ち上がれる。
そう、ワタクシ痛みには強い、慣れてくると痛みを感じなくなるのだ。
きっと体内でモルヒネが生成されてるのよ、と、思い込んでる。
二年ほど前の冬、つるつる路面ですってんころりんして尻を骨折。
そりゃー痛くて痛くて全く動けない。即入院、ベットで寝返りも打てない。
医者に「2週間は動けないですよ、寝返りも無理ですね」と宣告された。
その日の晩は痛みと骨折熱でうなされ、明け方まで眠れず。
疲労困憊の果てに一時間ほどうとうと…
早朝、目が覚めてみると、さっきの向きと変わっているではないかー
あれ?と動かしてみると、ふつーに起き上がれました。
ちょうど医者が回診にきてさ、目玉が飛び出そうなくらいにびっくりしてるんだよー
その顔がおかしくって今でも忘れられないわ〜


で、本題。
この痛さはただごとではないと、駅前の整形外科に行ってきました。
あのね、最悪な医者だよ、そうだねワシの中ではトップ3に入るね。
もうね、お年寄り相手にテキトーにやってます、っていうところ。
「はい、痛くないね、はい、これも痛くないね、はい…」
って、痛いんだよーワシはモルヒネ女なのよ!普通の人が
いってぇーーー
と叫ぶところは、
あー、痛いですけど、動かせます
てな具合なんだよ。どこ見てんだか、びっくり。
は?筋肉痛だ?んなわけないだろーー
と、帰宅してから実家の母ちゃんに電話で報告すると、
「でしょ、あの先生ちょっとおかしんだよねーお母さんはもう行かないわ」
って、先に言ってくださいよぉ