言ってみたよ

近所の川沿いに広い未整地の造成予定地があるのだが、先週辺りから
スーパーハウスが建って、あーそろそろ工事入るんだなー、と
散歩しながら見ていたんだけど、205が「この木、イイ木だなー」って。
よく見てみると、奥に6メートルくらいの大きなポプラと手前の道路沿いに
中くらいの何かわからない広葉樹が2本、計3本。造成するなら伐採する
はずだ。これは我々にとってはお宝である、なんてたって燃料なんだから。
「これ、全部もらえたらかなり焚けるぞ」と言っていたのが日曜日の朝。
たぶん、月曜日から作業に入るんだろうな、でもヤツは仕事だからワシが
行かないとな…なんて思いながら、次の日。スーパーに買い物ついでに
わざわざ遠回りして現場に向かってみたら、なんと、たった半日で荒れ果てて
いた土地がキレーに整地されているではないか!木は?どーなってるのー、と
動揺しながら遠目にチェック、おーセーフ、まだ3本とも切られていないよ!
で、近くにおにーさんが一人、でも声かけづらい…と通り過ぎてスーパーへ。
買い物中も気になって仕方がない、どうせ処分しちゃうんだろうし、よーし!
と気合を入れてもう一度、と、不自然に通ってみた。木の横にはおにーさんが
まだいる。「すいませーん」と大声で話しかけてみました。
「はい?」
「あのー、この木って切るんでしょうか」
「はい、切りますよ」
「切ったら貰えませんか」
「ほへぇーーーはぁ?」
と豆鉄砲くらっている模様。
もう一人の作業員の方に聞きにいってくれましたが、問題ないと思う
けどエライ人が今いないから明日もう一度来てくれ、と。で、次の日。
ちょうど奥のでかいポプラを伐採中だ。すいませーん、と声かけると、
前日のおにーさんが隣にいたオッチャンに、ほら昨日言ってた変なヒト、
みたいな合図を送って、そのオッチャンが手を休めて来てくれた。
「で、ナンボ欲しいのよ」
「もらえるんでしたら、ぜんぶ」
「で、どーやって運ぶのさ」
「あとでトラック借りてこようかと…」と言い終わらないうちに、
「いい、ダンプで運んでやる」おお!なんてステキなオジ様でしょうか!
で、もう一人いたオジチャンに
「オマエ、付いて行って家どこか見て来い」気が利くなーオジ様ってば!
そのオジチャンと歩きながらあれこれ話していたんだけど、
「でよ、ノコもってんのか」
「はい、ありますので、2メートルくらいに切ってもらえれば
あとは自分で切ります」
と、言ってみた。だってさ、葉っぱは切り落とせ、とか、40センチに
揃えて切れ、とか、そんな注文つけられるわけないじゃないか。
で、切り終わったら運んでくれることになりました。途中、差し入れに
ジュースとおやつを持っていったら、おにーさんが木を細かく切断して
葉も落としてくれているようだ、ごめんよおにーさん、余計な仕事
増やしてしまってよ。で、夕方。でっかーいダンプが住宅街を滑走して
ウチの前に止まり、車庫の前にドドーっと下ろしていってくれました。

かなり細かく切ってくれています、ほんとに助かりましたわー
でも、道路にまではみ出してしまって、なんとか片付けなければー
と、3時間かかって庭に運びました。割ってみないとわかりませんが
来年用の薪はこれで充分確保できたかもしれません。
今年の分は某所から購入することに決定しました。ただ丸太の状態
なので、チェンソーを持っていって切ってから運ぶ予定。これから
休日は足繁く通うことになりそうです。


ところでブドウ。よくわからないけど、もうこれ以上は甘くならない
ような気がするので、少し採ってみた。

これでもほんの一部。まだまだあるんだけど、どーやって消費しようか。