妻であるということで

今日は燃やせるゴミの日。外へ出てみると真っ白な雪景色。やれやれ。
家の前が吹きだまりになっていて20cmくらい積もっている。
雪国では雪かきは嫁の仕事。去年までは道路も敷地内もヒーティングが
あったので、ちょっと雪をよけておく程度でよかったのだけれども、
ここは平地、そんなステキなものはない。忘れてしまいがちだがワシは
嫁になったのだった、これからは雪かきはワシの仕事なのか、理不尽だ。
隣りには空いている土地があるのだけれども、勝手に雪を捨てるわけにも
いかないので、とりあえず自分の敷地内に放り投げていたら、空き地を
挟んで隣りの奥様が「うちもここに投げてるのよ」と教えてくれた。
じゃーそーしよう、これで雪捨て場は確保された。北国では雪を捨てる
場所があるか否か、も重要なポイントである。あーこの土地欲しいな、
ここいらはまだまだ空いている土地があるのだけれども、ここ最近、
新築工事が増えてきている。そのうち隣りも建ってしまうかもしれん。
誰か買ってくれないかなー、そうだ、毒女で実家に寄生している姉に
頼んでみよー。どうせ、金の使い道なさそうだし。


そうそう、先日姉から聞いた話。うちの父は典型的な男尊女卑じじぃで
昔から好かないのだけれども、ほんとうに失礼な人間であるようだ。
姉が29歳くらいだったときに、父は姉に対して
「誰でもいいから男捕まえて、ウチに連れ込んで一緒に暮らせ」と
吐いたらしい。ワシには
「誰でもいいから男を押し倒して、既成事実を作って結婚しろ」と
言っているようにしか聞こえてこない。
大体、姉が看護士目指してがんばっているときに、
「看護婦なんかになったら結婚できなくなるからやめろ」と
言うようなヤツだ。女は仕事を持つな、という思想なのだ。
あぁ、うちの父親だけじゃないよな。働いていた頃、男ばかりの業種
だったから、タイプが二分していたな。女のひとには向いてないよ、
とオーラ発してくるヤツとか、事あるごとに「女のひとだから…」と
いうタイプ、苦手だったわ。ちなみにウチの殿はまったく逆。バリバリ
働いて前に前に出て行くようなヒトについて行きたいらしい。それも
ワシとは違うタイプだけど。