37年かかりました

去年の暮れあたりに左後ろ足を痛めた息子(犬)。
それから筋力が急激に衰えて、階段の昇り降りもままならなくなってしまったのだ。
ときおり階段を踏み外し転がり落ちてくることもあり、本人もびびっているのか、
誰もいないときは2階から降りてこなくなってしまいました。
滑り止めを敷いてからは多少足取り軽くは見えるものの、やはり危険。
全面フローリングなのですが、普通に歩くこともできなくなってきており、
その姿はまるで初めてスケートリンクに立った人間のよう…
ニ○リで安価なコルクマットを買ってきたみたのですが、これが意外に滑らずよろしいようで。
本人も気に入ってゴロゴロ転がっています。



3月には14歳になるおじいちゃんワンコですので、耳もすっかり遠くなってしまいました。
通常の会話は聞こえていないらしく、殿やオイラが帰ってきても気がつかず。
2階までお迎えにいくと、びっくりしながら尻尾ふりふり。
来客があると、震えながら怖がって2階にそそくさと逃げるし。
庭に出して呼び戻しても、彼の心には響いていないのでまったく戻ってきません。
高音は聞こえるらしく、殿の口笛にはすぐに反応します。


そしてワタクシ、口笛が吹けないのです。
えぇ、子供のころから出来た試しがなく、たとえて言うなら気の抜けたコーラのような…
呼び戻し用にぴーぴーなる笛でも買ってこないとアカンねー
と、言っていたのです。


そして今朝。
庭に出せ!とアピールしまくる息子を放牧したのですが、雪をガリガリ食べ始めて
なかなか戻ってこないので、何の気なしに唇を尖らせてピーっとやってみたら!
あら、音がでた
息子もちらっとワタクシをみて、首をかしげているではないかー
もう一度ピーっとやってみたら、
息子が戻ってきて、変顔でワタクシを見つめている!
ま、たしかに、殿の口笛とは似て非なる音なので、微妙ではあるけれども、
これは鍛えればなんとかなりそうだ。


また来月から単身赴任。今度は2カ月だ。
日に日に老いていく息子が心配でならないけど、働かなければねぇ。